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ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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Traverse City 1日目

Traverse City 1日目_b0023611_9464392.jpg先週末、ミシガンの北西部にあるTraverse Cityという街に1泊2日のドライブ旅行に行ってきた。

Traverse Cityはミシガン州民に四季を通じて人気のリゾート地で、春は花見やハイキング、夏は避暑・ウォータースポーツ、秋は紅葉、そして冬はスキーなどのスノースポーツなどの観光客で賑わうところだ。また、ここはチェリーやワインの産地としても有名で、新鮮な湖の魚も食べられる、食文化も進んだ街だ。さしずめミシガンの軽井沢といったところだ。

ミシガンの人たちは、休みがあるとしょっちゅう「北のほう(Up north)」に旅行する。コテージなどの別荘を持っている人も多いのだが、そうでなくても多くの人たちが北に旅行して、バカンスを楽しんでいる。僕らも2年ほど前のこの時期にUpper Peninsulaに初めて旅行して広大なミシガンの自然を堪能したのだが、今回もTraverse Cityへと紅葉を見にいってきたというわけだ。

朝早く起きたものの、お昼ご飯のサンドイッチを準備したり、レンタカーをピックアップしに行ったり(先週は両方の車の調子が悪かったので、車をレンタルすることにしたのだ)、出発前にコーヒーを買いに行ったり、そしてそこで知り合いにばったり会って立ち話をしたりしている間に時間がたってしまい、デトロイトを出発したのは10時半過ぎだった。まあ、のんびりバケーションの旅なんてこんなものよ。

Traverse City 1日目_b0023611_9475312.jpgそれから車を走らせることおよそ5時間。I-75は混むと聞いたので、I-96からランシング経由で127号線、72号線を使って行ってみた。渋滞もなくて道のコンディションもよく、また間近に迫る紅葉の樹木も美しく、とても楽しめるドライブだった。全体的に見るとミシガンは山がなく平らな土地なのだが、Traverse Cityに近づくと丘陵地帯になり、丘を上り下りしながらのドライブはさらに楽しかった。今日の天気はあいにくの曇り空だったのだが、かえってそのほうが紅葉の色が美しく映えて見えた気がした。

3時くらいにTraverse Cityに無事着いたものの、まだチェックインまで時間があったので、Traverse City北部にある半島(Peninsula)へ行ってみることにした。Grand Traverse Bayという湾の中にある18マイルほどのこの半島は、ぶどう園やりんご園、さくらんぼ園などが立ち並ぶのどかなエリアだ。その先端には教会のような小さくてかわいい灯台があり、びゅーびゅー吹き付ける冷たい風を受けながら記念撮影。なんでもこの地点はちょうど赤道と北極点のほぼ中間点に位置しているそうだ。なんとなくミシガンって「すごく北」にあるようなイメージがあるが、これよりも半分以上行かないと北極に達しないなんて、やっぱり地球は広い。

Traverse City 1日目_b0023611_9535981.jpg灯台からの帰り道は、今回の旅の楽しみの一つであったワイナリーめぐりをした。初めに寄ったChateau Chantalは「ここはイタリー?」と思わせるほど雰囲気のよい、ぶどう園を越えた小高い丘の上にあった。その他にもいくつかワイナリーを巡ったが、試飲がし放題で、なかなか楽しめた。残念ながら「このワインおいしい、最高!」なんていう代物にはめぐり合えなかったのだが、ラベルのかわいいものなどをいくつかお土産として買うことにした。

なお、Traverse City周辺で作られたワインはデトロイト地域でも割と簡単に入手することができる。MeijerやBusch’sなどのスーパーに行けば大抵「ミシガンワイン」のコーナーがあり、その多くがGrand Traverse郡、またはその隣のLeelanau郡にあるワイナリーで作られているものだ。値段も手頃なものが多いのでぜひお試しあれ。

さて、ワイナリーツアーを終えて、宿泊先であるB&Bへ向かった。ここはインターネットで見つけた宿で、Traverse Cityのダウンタウンのすぐ近くの住宅街にある一軒家に、インキーパー夫婦と3つのゲストルームがあるこじんまりとしたところ。他の B&Bの多くはレートも高く、最低2泊しなければいけないというルールがあったが、ここは1泊でもOK、レートも80ドルという手頃なところだった。バスルームがもう一つのゲストルームと共用ということを除けば、文句なしのところだった。

インキーパー夫婦に街のお勧め情報をいろいろと教えてもらって、夜はダウンタウンに繰り出した。夕食はSleder's Tavernという地元の人たちに人気というレストランで、僕はLake Perch、DはWalleyeという湖の魚を頼んだ。なんだかどちらも同じような白身魚の味だったが、癖もなく食べやすい魚だった。

その後、街を少しドライブしたが、まだ時間も早かったせいかダウンタウンは人出も少なめで閑散としていた。ちょっと早かったのだが、僕らはこの地域にある唯一のゲイクラブ、Side Traxxへ行ってしばらく飲んでから宿に戻って床についた。
by dice_michigan | 2005-10-19 09:53 | 旅行記