ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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ゲイであること

僕は紛れもなく「ゲイ」である。「ゲイ」と言うと、単に「同性が好き」というだけでなく、それ以上の文化みたいなものがついてくる。そういう文化はステレオタイプとしてネガティブに捉えられることもあるし、同性愛者がみんな同じような枠にとらわれるのもどうかと思うが、それでも僕にとっては「ゲイであること」がうれしく、「日本人であること」と同じくらい誇りに思えることなのだ。今日は僕が考える「ゲイであること」について書いてみようと思う。

まず、芸術やアート、ファッションに興味を持つこと。「自分が美しくありたい」、「美しいものに惹かれる」というのは、裏を返せば自分の奥底に潜む劣等感を隠すという意味もあるのかもしれないが、そんな心理学的なことはさておき、きれいなものやきれいになれるもの(美容用品などを含む)は大好きだ。「センスがいいね」と言われるのも、ゲイとしての冥利に尽きる思いだ。

そのようなセンスは生まれつきあったというわけではなく、後天的なものだったと僕は思う。僕自身の体験からすれば、音楽は幼少の頃から慣れ親しんでいたけど、アートや芸術パフォーマンス類にはもともと興味がなく、Dや他の人から教えてもらって少しずつ好きになっていったような感じだ。また、ファッションも大学を卒業する頃まではあまり気にすることがなく、特に中学の頃なんてものすごくセンスの悪い服を平気で着ていた。それもDに少しずつ教育されて今のレベルまで到達することができた。「人は女として生まれるのではない、女になるのだ」と言ったのは誰だか覚えていないけど、ゲイも同じで性の指向は生まれつき「同性愛」であると思うが、「ゲイ」という文化は少しずつ修行しながら習得していくものだと思う。

また、これも劣等感から来るものかもしれないが、絶えず向上心を持ち続けるということもゲイの特徴だ。世間から抑圧される中、「負けるもんか」とカミングアウトし、自分を磨き続けるゲイたち。その結果、高学歴、高収入なんていう人が多いのもうなずける(僕はまだ収入面では発展途上中だが)。

ゲイとして生きてきて一番うれしいと感じるのは、人の苦しみや悩みに共感できるということ。弱者の立場に立って、人道的な援助をしたり助けを必要とする人に手を差し伸べるのはゲイの間では割と一般的なことだ。僕もボランティアなどを通じて人助けをするのは大好き。そうすることで自分が味わってきた苦しみの教訓を生かせているような気もする。
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by dice_michigan | 2005-04-01 11:36 | 自分史番外編