Detroit vs. Austin
2005年 03月 22日
約2年前に日記に書いた、オースティンとデトロイトの比較。ミシガンを分かったような顔をしてこんなことを書いているけど、フッ、あの頃はまだ青かったわね(笑)。
この投稿は2003年3月16日にさるさる日記に掲載されたものです。
Austin番外編
せっかくの機会だから、オースティンとデトロイトの違いを書いてみよう。
一般的にテキサス州っていうと、カウボーイだのサボテンだの、田舎っぽくて保守的なところというイメージが定着しているのではないだろうか。
確かにテキサスの大部分のエリアはそんな感じだ。でもオースティンは違う。
全米最大の学生の町(テキサス大学は学生数約5万人)、第2のシリコンバレーと呼ばれるほどハイテク企業が集まった町、人口の半分近くがメキシコ人という町、オースティン。その雰囲気はとても開放的で、僕にとってはとても住みやすい町だった。
それに対して、デトロイト都市圏はすごく保守的で階層社会が根強く残っているという印象を受ける。まず、寒い地域だからかもしれないけど、人々のファッションが黒とか灰色がメインのコンサバ系が多いのが印象的だ。スーツを着ている人を見るのが珍しいオースティンに対して、デトロイトでは裕福な家庭の場合、子供ですらスーツ姿で外出しているのをよく見かける。Tシャツに短パンが定番のオースティンとは大違い。
高級車を乗る人が多いのも、さすが車の街デトロイトならでは。きっと社員割引とかで安く買ってる人もいるのだろうけど、普通だったらなかなか手が出せないようなキャデラックとかリンカーンとかがそこらじゅうにウヨウヨしている。ただしそれはデトロイト都市圏の中でも裕福な地域にいる時に限ったことで、貧しい地域に行くと全く別の世界があるのだ。
街の概観も全く異なるこの2都市。オースティンはここ最近になって産業が急成長し、ITバブルが崩壊した今でもいろんなところで開発が進んでいる割と新しい街。それに対してデトロイトは、過去の栄光を象徴する素晴らしい建築物が今では荒れ果てた廃墟となっている。
オースティンとデトロイトの違いを比べると、つくづく「アメリカって広いな」と実感させられる。「どっちがいい」とかそういう話は抜きにして、2つの全く特徴の異なる都市圏を比べるのはおもしろい。
この投稿は2003年3月16日にさるさる日記に掲載されたものです。
Austin番外編
せっかくの機会だから、オースティンとデトロイトの違いを書いてみよう。
一般的にテキサス州っていうと、カウボーイだのサボテンだの、田舎っぽくて保守的なところというイメージが定着しているのではないだろうか。
確かにテキサスの大部分のエリアはそんな感じだ。でもオースティンは違う。
全米最大の学生の町(テキサス大学は学生数約5万人)、第2のシリコンバレーと呼ばれるほどハイテク企業が集まった町、人口の半分近くがメキシコ人という町、オースティン。その雰囲気はとても開放的で、僕にとってはとても住みやすい町だった。
それに対して、デトロイト都市圏はすごく保守的で階層社会が根強く残っているという印象を受ける。まず、寒い地域だからかもしれないけど、人々のファッションが黒とか灰色がメインのコンサバ系が多いのが印象的だ。スーツを着ている人を見るのが珍しいオースティンに対して、デトロイトでは裕福な家庭の場合、子供ですらスーツ姿で外出しているのをよく見かける。Tシャツに短パンが定番のオースティンとは大違い。
高級車を乗る人が多いのも、さすが車の街デトロイトならでは。きっと社員割引とかで安く買ってる人もいるのだろうけど、普通だったらなかなか手が出せないようなキャデラックとかリンカーンとかがそこらじゅうにウヨウヨしている。ただしそれはデトロイト都市圏の中でも裕福な地域にいる時に限ったことで、貧しい地域に行くと全く別の世界があるのだ。
街の概観も全く異なるこの2都市。オースティンはここ最近になって産業が急成長し、ITバブルが崩壊した今でもいろんなところで開発が進んでいる割と新しい街。それに対してデトロイトは、過去の栄光を象徴する素晴らしい建築物が今では荒れ果てた廃墟となっている。
オースティンとデトロイトの違いを比べると、つくづく「アメリカって広いな」と実感させられる。「どっちがいい」とかそういう話は抜きにして、2つの全く特徴の異なる都市圏を比べるのはおもしろい。
by dice_michigan
| 2005-03-22 11:37
| さるさるリサイクル