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ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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AIDS Walk Michiganと打ち上げオフ会_b0023611_21401256.jpg毎年ミシガンの各地で開かれるAIDS Walkに今年も参加してきた。これはエイズで苦しむ人のために参加者が歩いて支援資金を集めるイベントだ。今年はご近所ブロガーのO家さんファミリーを誘って参加してきた。Dはテニスイベントのため欠席。


O家ファミリーに朝早くうちまで来てもらい、みんなで会場であるBelle Isleへ。ここはデトロイトの憩いの島で、週末はジョギングやサイクリングをしに来る人で賑わうところだ。集合場所で登録・募金を済ませて、開会式が始まった。

エイズはゲイだけの病気ではなく、貧困から来るさまざまな問題(ドラッグ、暴力、売春)などと関連して黒人の間でも深刻な問題になっている(日本でも感染者の数は増加傾向にあって、最近その数が1万人を超えたとニュースになっていた)。今日も参加者の多くは黒人で、開会式はまるでゴスペル教会にいるような雰囲気。「エイズで亡くなった方の名前を言って、祈りを捧げましょう」という司会者の呼びかけに、観衆から何人もの名前が呼ばれた。

それからウォークが始まり、みんなで島を半周した。すがすがしい陽気の中、デトロイトのダウンタウンやデトロイトリバー、向こう岸のカナダの風景を楽しみながら歩くことができた。途中O家の息子君(前回会ったときよりも歩き方がしっかりしてきました)へは多くの人から歓声や注目を浴びることになった。

AIDS Walk Michiganと打ち上げオフ会_b0023611_21374692.jpg完走後は島の噴水で記念写真を取ったり、O家(夫)さん運転の車でデトロイト市内のいろいろなスポットをO家ファミリーに案内してから、うちに戻った。


うちではおなじみもう一人のブロガーRumi★さんも合流して、プチ打ち上げオフ会が開催された。数日前にふと思いついて、ぶしつけにもRumi★さんに「お昼のおかず作ってきてもらえませんか~?」とリクエストしたら、期待通りのおいし~いハヤシライスを作って持ってきてくれた。「Rumi★さんのブログに出てくるようなおいしい手料理を食べること」が僕の夢だったので、今日はその夢がおいしく実現された。ありがとう、Rumi★さん!(O家さん持参の焼きそばもとってもおいしかったです)

その後はRumi★さんお気に入りのKrispy Kremeのドーナツを頂きながらうちでまったりと過ごした。早起きして、運動して、おいしいものを食べて、背後から降り注ぐ日光を浴びて、まったり度はさらに増加。なんだかせっかくみなさんに遊びに来ていただいたのに、あまり楽しいことを提供できなくてちょっぴり申し訳なかったです。

みなさんを送り出した後は、家で猫たちと一緒に夕日を浴びながらお昼寝。ああ、なんて贅沢な週末なんでしょう!
# by dice_michigan | 2005-10-02 10:47 | 日記
ちょっと書くのが遅くなってしまったけど、9月はアメリカの新学期が始まる月。うちの近所でも学生達が夏休みから戻ってきて、夏の間よりも少し活気が出てきている。何しろMotor Cityデトロイトでは歩行者を見ることが珍しいので、大学のキャンパス内を学生達がぞろぞろ歩いている姿はすごく新鮮だ。オースティンでもテキサス大学のすぐ近くに住んでいたし、今住んでいるところもWayne State Universityのすぐ近く。若さあふれる大学の街というのは、僕のお気に入りエリアなのかもしれない。

新学期@Wayne State University_b0023611_10295521.jpgそのWayne State Universityはミシガンの州立大学で、1868年に設立された。デトロイト年鑑によれば、生徒数は31,200人で、126の学位、139の修士課程、そして60の博士課程が用意されている。評判が高い学部は教育、生物学、心理学、薬学、ソーシャルワーク、看護学とシアターだそうだ。キャンパスの近くにあるMedical Districtには大学付属病院もある。

全国的にはほとんど知名度がないと思うが、デトロイト地域ではこの学校に通っている人も多く、一応名の知れた大学だ。また最近はオンキャンパスの生徒数を増やそうと寮が新設されたり、周辺のアパートなども少しずつ増えてきているようだ。

すぐ近くにはCenter for Creative Studies(CCS)という美術大学があって、そちらにはクリエイティブなアーティストの卵たちがたくさんいる。周辺にはデトロイト美術館、サイエンスセンター、歴史博物館、アフリカンアメリカン博物館などもあり、デトロイトの文化施設が集まったところでもある。

これくらいの規模の大学としては日本人は少なめだと思うが、日本人学生の集いなどもあって、キャンパス周辺には少なくとも10人近くの留学生が住んでいるようだ。僕も大学の近くに住んでいるので、ここの学生ではないけど時々集まりに誘ってもらっている。

ちなみにミシガンで日本人留学生が多い大学はなんと言ってもAnn Arborにある名門University of Michiganだろう。その他にもLansingにあるMichigan State Universityなんかにも結構な留学生の数がいるようだ。

僕自身はもう学校に戻るつもりはないけど、学生達と話をするのはすごく好き。彼らが勉強していることは興味深いものが多いし、夢や野望に満ちたエネルギーを感じることができて、いい刺激になる。
# by dice_michigan | 2005-10-01 10:32 | デトロイト・ミシガン

ホテルルワンダ

今年のアカデミー賞でもノミネートされた話題作、先日遅ればせながらDVDで観た。1994年にルワンダで起きたgenocide(一民族の集団殺戮)を描いた作品。

映画自体はとてもすばらしいんだけど、観ると自分の無知と無関心が恥ずかしく思える。100万人が殺されたという、目を背けたくなるようなむごい事実。そんなことが遠いアフリカで起きていたなんて、ニュースでは聞いていたかもしれないけど、実際に映像で再現されたものを見ると衝撃度が全然違う。

国際関係のニュースなんて、所詮僕の日常には影響がないし、僕の友達や親類がその国にいるわけでもないと、「ふーん」という感じで見過ごしがちなもの。落ち込むような暗いニュースは聞きたくないという気持ちもある。でも、問題を避けているだけでは何の解決にもならない。僕の知らないところで、想像を絶するような苦しみや悲しみを味わっている人がいるのかと思うと、やるせない気持ちになってくる。

あまり関連性はないのだが、この作品を観た後、デトロイトで起きた1967年の暴動のことについてもっと勉強したくなった。この事件でもたくさんの人が亡くなり、建物も破壊されたそうだ。またそれがデトロイトの深い傷となり、今でも人々がそのトラウマから抜け出そうと葛藤が続いている気もする。

話は変わるが、先日のニューオーリンズのハリケーンでは、避難する術を持たない貧困層が大きな打撃を受けた。平均すると豊かなアメリカにも、貧しい人はたくさんいる。デトロイトのような黒人の多い都市は特に貧困が大きな問題だ。日頃彼らが抱える問題に関心を向けることはないが、僕が住むあたりにも、助けを必要とする人がたくさんいるのだ。

「お金をあげること」が正しい答えではないと思うが、何か彼らのためにしてあげられること、教えてあげられること、与えることができるものはないか、考えてみようと思う。

問題に関心を持つことが、第一のステップだと思っている。
# by dice_michigan | 2005-09-30 08:43 | 日記

ツイてるマライア

ツイてるマライア_b0023611_1254131.jpg


久しぶりにキャワイイマライア様の写真を発見。服のデザインは普通だけど、靴やブレスレットとの組み合わせがかわいい。それに、「私イケてるでしょー」みたいな自信に満ちたオーラが好き。

この時、ラスベガスでパーティに参加し、ついでにカジノのポーカーで大金を儲けたそう。最近ノリにノッてます、マライア様。

未発表曲を含んだアルバム再リリースを控えているので、そちらも楽しみ(新曲Don't Forget About Usは今日ラジオに解禁された模様)。10年以上前のクリスマスアルバムもDVD付きで再リリースされるらしい。売れてるときはいろんな企画が出てきて楽しい~。あとはツアーしてくれればファンとしては大満足です。
# by dice_michigan | 2005-09-29 12:56 | マライア
ちなみに、デトロイトに住んでいると言うとよく聞かれる質問がこれ:「グロサリーはどこで買ってるの?」。デトロイト市内にもいくつもスーパーがあるのだが、生鮮食品の質や店の雰囲気などが僕らには合わず、ほとんど行くことはない。唯一デトロイト市内で行くのは、Eastern Marketという野外市場。たまにそこに行って新鮮な野菜果物類を安く買っている。

グロサリーの買い物 その2_b0023611_10351838.jpg普通のスーパーとして僕らがよく行くのは、車で15マイルほど走らせたところにあるTroyのWhole Foods Marketだ。ここはオーガニックや自然・体にやさしいものを中心に扱うスーパーで、僕らが前住んでいたオースティンに本社がある。もともとは貧しいヒッピー向けにオーガニックやベジタリアンな商品を提供するようなところだったようだが、最近は高級志向に磨きがかかって積極的に全国展開もされているようだ。またオースティンでは今年新本店がオープンし、巨大なスペースと豊富な品揃え・サンプルなどが話題になっているようだ。

ミシガンにあるのはTroy、West Bloomfield、Rochester Hills、Ann Arborの4店。Ann Arbor店は最近新築され店舗スペースも拡大し好評のようだ。Troy店は他の店に比べると小さめでベーシックだが、うちから一番近く、一通りのものが揃うので愛用している。

グロサリーの買い物 その2_b0023611_10361265.jpg自社ブランドの365シリーズは安価で良質のものが手に入るのでお気に入り。僕はこのシリーズの豆乳、ツナ缶、パスタ、スープ、オレンジジュースなどをよく買っている。また、肉や卵なども、質のよい飼料で育てられたものが多く、安心して食べられる。テキサスバーベキューソースなど、オースティンの人がよく使っているようなものも多く売っているので、うれしい。

デトロイト市内に一番欲しいもの、それはWhole Foods Marketのような良質な製品が買えるスーパーだ。そういうお店をサポートできるような経済基盤ができれば、デトロイトも一人前の都市に戻ったという証拠になるだろう。
# by dice_michigan | 2005-09-28 10:37 | 僕の世界