ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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b0023611_11275473.jpgここは1968年にマーティンルーサーキングJr.牧師が暗殺されたモーテル。そこが改造されて、現在はアメリカの公民権博物館になっている。

今年はキング牧師ともつながりのあったローザパークスさんが亡くなった年でもあるので、是非行きたいと思っていた。

公民権運動に関わるいろいろなマイルストーンが展示・解説されていて、すごく中身の濃いところだった。情報が多すぎて、とても一日では消化しきれないくらいの量だったが、興味のあるところだけを重点的に見た。

リンチの写真や黒人を人間として扱わなかった時代の写真や解説を見ると、信じられない気分になる。今はだいぶ時代が変わったとは言えども、アメリカでは根強い人種差別や人種格差が存在する。簡単には解決しない問題とは言えども、少しでも状況が改善することを願わずにはいられない。

ゲイは黒人と違って見た目ではあからさまにそれとは分からない。だからあえて言わなければ人から差別されることもない。アジア人は見た目でそれと分かるけど、黒人と比べると差別の度合いは違うだろう。黒人の苦しみや葛藤を全て理解することはできないのかもしれないけど、この博物館で少しだけ彼らの運動の歴史を学ぶことができた。

今日一緒に行ったDやDのお兄さん、お母さん、おばさんは、キング牧師暗殺時にメンフィスに住んでいた。その頃は通っていた学校での爆破予告や黒人との摩擦など、メンフィスに住む白人にとっても難しい時期だったようだ。暗殺事件がメンフィスに及ぼした影響というのは、メンフィスにとっては不幸以外の何者でもなかったという気がした。

National Civil Rights Musuem
450 Mulberry Street
Memphis, TN 38103
Phone: (901) 521-9699

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by dice_michigan | 2005-11-30 12:19 | 旅行記
感謝祭の前夜は、ブルース音楽で有名なメンフィスの夜の街に繰り出した。

ダウンタウンにあるBeale Street沿いには、たくさんのライブバーが存在する。今日はじめに行ったのは、老舗Rums Boogie Café。

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地元のバンドがJohn Lee HookerやB.B. Kingなどの有名どころをいろいろと演奏してくれた。観客もテーブル席にゆっくりと腰掛けて、タバコの煙をくゆらせながらのんびりと音楽を楽しんでいる感じ。普段はタバコのにおいがあまり好きではないけど、こういうところだとメローな雰囲気をいい意味で演出してくれる。

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決してグレードの高いパフォーマンスではなかったけど、地元のベテラン集団(50歳くらいの人が多かった)を、カバーチャージなしで気楽に楽しめるライブ音楽としては文句なしだった。

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次に行ったのは、B.B. King's Blues Club。アドミッション5ドルを払って入場すると、中は多くの人で賑わっていた。今夜のパフォーマンスは地元では結構有名というRuby Wilsonという女性シンガー。ジャネットジャクソンとウーピーゴールドバーグをあわせたような容貌で、歌いっぷりはチャカカーンを彷彿とさせる。さすが今夜のとりだけあって、さきほどのバンドとは格段の違いで観客を魅了してくれた。

ステージの前にはちょっとしたダンスホールもあり、アップテンポやスローなバラード音楽に乗せて、観客たちが思い思いのステップで踊っていた。一緒に行ったDのお兄さん夫婦も、こんな機会でもない限りBeale Streetには滅多に来ないらしく、ここぞとばかりに仲睦まじく踊っていた。
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by dice_michigan | 2005-11-29 11:18 | 旅行記
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かつてエルビスのファンだったというDのお母さんとおばさんを連れて、メンフィスの一番の観光名所といえるGracelandに行った。ここはエルビスプレスリーが住んでいたお屋敷で、彼が亡くなった場所でもある。毎年彼の誕生日と命日には世界中から多くのファンが訪れる場所だ。(写真はエルビス邸の前にて。Dのおばさん、お母さん、僕、そして撮影者の影がD)

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当時のエルビスの暮らしぶりがうかがえる室内。キッチンやリビング、ゲームルームなどがそのままの形で展示されている。

Dのお兄さんはここにミルクの配達に来たことがあるそうだ。エルビスの姿は見られなかったそうだけど。

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敷地内にはエルビスのゴールドディスクやプラチナディスク、受賞トロフィーなどがずらり。衣装や家具、生活用品なども数多く展示している。

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庭にある彼と家族の墓。

僕は去年もここに来たので、今年は展示よりもDのお母さんたちが楽しく行動できることに専念した。Dのおばさんは足が不自由なので、車椅子を借りての移動になったが、これが思った以上に大変だった。ちょっとした段差も二人がかりで車椅子を持ち上げて、階段はもちろん使えず、細い廊下も幅の広い椅子では通ることができなかった。おまけに椅子に座っていると目線が低いために高いところの展示などもうまく見ることができないようだった。

おばさんはもう何度もここを訪れているので、隅々まで見なくても十分に満足だったようなのが救いだった。展示よりも、僕らと一緒に外出して外の世界に出られたことのほうがいい思い出になったようだ。

そんなおばさんも、エルビスの音楽を聞いて昔の思い出がよみがえったのだろう。少女のようにはしゃぎながら歩行用ウォーカーとともにステップを踏んでいたのが印象的だった。

Graceland Mansion
3734 Elvis Presley Boulevard
Memphis TN USA 38186-0508

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by dice_michigan | 2005-11-28 07:01 | 旅行記

メンフィスに行ってきた

b0023611_2112989.jpg感謝祭はDの実家であるテネシー州のメンフィスで過ごした。メンフィスに行くのも今年で3年目なので、Dの親族とも顔なじみだし、メンフィスという街も少しずつ探検できて楽しかった。

今回の滞在で改めて驚いたのは、メンフィスの豊かな音楽の歴史だ。サザンブルースで有名なミシシッピや、アラバマ、ジョージアにも位置的に近いことから、メンフィスはアトランタなんかと並んで、「南部」のブルースやR&B、ソウルなどの文化が集まったところという気がした。

メンフィス出身のアーティストで一番有名なエルビスプレスリーも、黒人のゴスペル教会に通ってソウルミュージックの真髄を学んだと言われている。また、今回の滞在で初めて知ったSTAXというレコードレーベルも、黒人と白人が混在した集団だったそうだ。5~60年代のメンフィスは、その当時にしては黒と白が融合した先進的な街だったのかもしれない。

そんな時代にメンフィスで生きてきたDやDの親族から、まだまだこれからも学べることがたくさんあるような気がした滞在だった。

これから何回かに分けて、今回メンフィスでしたことを書いてみようと思う。
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by dice_michigan | 2005-11-28 02:12 | 旅行記

バケーション

突然ですが、しばらく実家に帰らせていただきます。

といっても僕の実家ではなく、Dの実家ですが。そう、今週は感謝祭ウィークなので、アメリカ中が里帰りする時期なのです。

皮肉なことに、僕らが里帰り中になんとマライアがデトロイトに来て、NFLのライオンズ戦のハーフタイムでパフォーマンスをするそうです。デトロイトのみなさん、マライアに会ったらよろしくお伝えください(笑)。

あともう一人、スペシャルなお友達がデトロイトに来る予定。タイミングが合わなくて今回は残念ながら会えないのですが、彼女のデトロイト体験記も今から楽しみ。

僕らはDのお父さんが作るターキーとスイートポテトパイをたらふく食べてきます。

Happy Thanksgiving!
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by dice_michigan | 2005-11-22 11:20 | お知らせ

恋人はサンタクロース

アメリカらしく、もうすでにクリスマスモードの僕。今週末はサンタクロースが現れました。

っていうか一足早いクリスマスプレゼントを買ってもらったっていうだけなんだけど。昨日D様に念願のiPod Nanoを買っていただきました。昨日は終始ご機嫌だった僕。「そ~Nano~?」なんて駄洒落を連発する始末。

持ってるCDをどんどんダウンロードしたり、憧れだったpodcastにも挑戦してみたり、これからはiTunesを使ってアルバムなんかも買ってみようかな。

というわけで、僕もiPodユーザーの仲間入りを果たしました。

そして今日はもう一人のサンタクロースが現れました。それはRumiさん。数日前のブログで半分冗談でリクエストしたら、お友達のつてでもらってきたできたてのパンをわざわざうちまで宅配してくれたのです(アウ子=Rumiさんの車、も初めて拝ませてもらいました)。各種ベーグルや食パン、フランスパン、シナモンパンなど、おいしそうなものばかりでした。ありがとうー!!

今日は部屋の模様替えもして、家もすっかり生まれ変わったよう。昼間はカナダ側に行って飲茶を食べたり、アウトレットで買い物をしたりと、とっても有意義な一日になりました。
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by dice_michigan | 2005-11-21 10:30 | 日記

最近見た映画

最近見て印象に残った映画を紹介。時代、ジャンルはバラバラ。

A Story of Floating Weeds(浮草物語、1934)
Floating Weeds(浮草、1959)

b0023611_2253797.jpg小津安二郎監督による、無声映画と自身によるリメイク。地方に巡業する役者たちの浮草のような恋物語と人間模様を描いた作品。

庶民的で親しみやすい題材の中に、とりわけ目を引く撮影の構図やキラリと光る演技があって、興味深く見ることができた。無声映画の方は、映画音楽も美しく、映画のストーリーをうまく引き立ててくれた。

黒澤明監督のサムライ物よりも、小津監督の映画の方がほのぼのとした昔の日本を垣間見ることができて楽しい。

Home at the end of the Road (2004)
b0023611_226371.jpg僕の大好きな、「The Hours」も書いた作家Michael Cunninghamの作品。舞台はオハイオ州クリーブランド。幼少の頃に親兄弟を全て亡くして、友達Jonathanの家に引き取られたBobby(Colin Farrell)。一方ゲイであるJonathanは大学進学と同時にオハイオを脱出してNYに移住。それから長い年月が経ち時代は80年代、30代になったかつての仲良しの幼なじみがNYで再会した。Jonathanの女友達の同居人、お母さん(名女優Sissy Spacek)も加わって、複雑に絡まる人間ドラマ。

小説を読んでいるような見事なキャラクター作りで、どの登場人物にも感情移入できるような素敵な作品だった。これを見て、「ああ、夢でもいいからコリンファレルに抱かれてぇ~」と思う人は多いはず(笑)。

Edvard Munch(1976)
b0023611_227217.jpg先日Detroit Film Theatreという芸術映画館で見てきた、1976年の作品(僕が生まれた年だわ)。「叫び」の絵で有名なノルウェーの芸術家、ムンクの生涯をドキュメンタリー風に描いた映画。映画自体はまるで美術館でビジュアルの作品を見ているような芸術的な作り。美しい自然や情景のバックにムンクの悲痛なすすり泣きが聞こえてきたりと、自分の殻に閉じこもったムンクの世界を垣間見ることができる。

暗くて人には理解されない人生を送った彼だが、それでも意欲的に芸術を作り出していく姿は興味深かった。この映画をみて一気に彼の絵画や版画について詳しくなることができた。
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by dice_michigan | 2005-11-19 22:12 | 日記

歯医者

今日は歯医者さんに行って、6ヶ月検診とクリーニングをしてきた。以前はBirminghamの歯医者さんに通っていたが、引っ越して職場のロケーションも変わったので、今回は同僚の間で人気のNoviの歯医者さんに行ってみることにした。

かなり大きくてきれいなところで、レントゲンや歯茎の検査などの設備も新しく、感心した。アメリカの歯医者さんは日本のよりも質が高いと思う。その分お値段も高いんだけど。

3年前から計20万円くらいかけて全ての虫歯や冠を治したので、ここ1年半くらいは虫歯もなく、クリーニングだけしてもらっている(保険でカバーされるので無料)。でも毎回歯医者さんに指摘される親知らずの存在が気になる。いつかは抜かなければならないんだろうけど(痛そう~!)、とりあえずまだしばらくは大丈夫そうだ。

お金に余裕ができたら、矯正もしてみたいんだけどね。決して歯並びが悪いほうではないんだけど、なんとなくアメリカ人みたいに「ピシーッ!」とまっすぐな歯にしてみたい。
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by dice_michigan | 2005-11-18 12:20 | 日記

ついに…

今日、例年よりちょっと遅く、初雪がちらついた。積もらなかったけどね。ちなみに今夜の最低気温はマイナス3度。明日の最高気温は1度。寒い~。

それはそうと、通勤に使っているI-96がついに工事が終了し、全面的にオープンした。今までのボコボコ道と違って舗装されたてでツルツル輝いてる感じ。雪降ったら滑りそう~。
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by dice_michigan | 2005-11-17 11:55 | 日記

ゴスペル体験

日曜日のゴスペル教会体験について感じたことをもう少し書いてみようと思う。

当初、コンサートはDと二人で行く予定だったのだが、その日はDの体調が悪くなってしまった。「どうしよう~。一人で行くのは勇気がいるなぁ」と少し躊躇してしまったのだが、ふと黒人向けのコンサートに一人で行った勇気のあるnasaさんの行動を思い出して、僕も行く決意をした。

家から会場の教会に電話をかけて、「あの~、チケットまだ売ってますか?」と恐る恐る確認したところ、「ありますよ~、是非あなたに来てもらいたいです」なんていううれしい言葉をもらうことができた。

会場では、みんな見慣れないアジア人の姿に少し驚きつつも、「何こいつ、ここはおまえが来るようなところじゃないんだよ」みたいな態度の人はいなくて、「あらまあ珍しいお客さんが来た」という感じで結構いろんな人から優しく接してもらうことができた。これは日本に遊びに行ったアメリカ人が受ける待遇なんかと似ているかもしれない。「教会」という、ある意味いろいろな人を受け入れるところで、よい行いをしようという心持ちの人ばかりだったからということもあるのかもしれない。

しょせん「お客様」レベルであって、本当にそのコミュニティーの一員になることとは話が違うだろうけど(ある土地に「旅行」で行くのと「永住」しに来るのでは状況が全く違うことに似ている)、それでも予想以上に居心地がよくて気に入ってしまった。

歌の合間に説教師(牧師)さんがいろいろとお話をしてくれたのだが、それもとても励みになるような内容で、「つらいことがあってもできると信じてがんばりましょう」とか、「隣の人に愛していることを伝えましょう」といったメッセージの内容で、それに加えて魂を揺さぶるようなゴスペル音楽が流れたもんだから、日々の疲れやストレスから解放されるようなスッキリできる経験になった。
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by dice_michigan | 2005-11-16 10:19 | 僕の世界