ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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2006年 04月 20日 ( 1 )

黒人のステレオタイプ

先日行ったFloetryとGoapeleのコンサートは、1000人近くいたであろう観客の99パーセントが黒人だった。年齢層は20代から30代くらいのカップルが多く、割と落ち着いた感じのグループだった。

9時のスタート前に着いたときは、劇場前に長い列ができていた。僕らもこの列に加わったのだが、列の進みがとにかく遅くて、結局中には入れたのは1時間後の10時、既に一人目のオープニングアクトが終わった時だった。VIPチケットを持っていた人が優先的に通され、入場口では一人一人金属検査が施されていたので、進むのが遅かったようだ。

それにしても常識で考えたら信じられないこの手際の悪さに、僕とDはとてもイライラし、もうコンサートは諦めて帰ろうかとさえ考えたほどだった。ドアまで行って「どうなってるんだ?」と苦情を言いたくもなった。普段我慢強いイメージがある日本人だけど、基本的に訳も分からず待たされるのは嫌だよね。ちゃんと時間前についたのに、1時間も外で待たされるなんてねぇ。

それとは対照的に、周りの黒人たちはとてもおとなしく待っていたのが驚きだった。イライラするどころか、友達と笑い話をしながら楽しく待ち時間を過ごしている、という感じだった(それも、『ガハハハ』と大笑いするのではなく、『イヒヒヒ』と小声で笑う感じで、周りの和を乱さない態度だった)。誰一人怒ることなく、終始平和でほんわかした空気が漂っていた。僕が持っていた黒人のステレオタイプ(うるさい、攻撃的、など)とは全く違う姿を目にしたのが新鮮な発見だった。

また、なんとなく日本人にも通じるような集団としての常識が浸透している印象も受けた。例えば、公衆の面前で大騒ぎしてはいけない、人の迷惑になることをしてはいけない、などなど。「恥」の意識すら存在するような気がした。一般的にアメリカ人というと自己主張が強いイメージがあるが、黒人のグループは「怒ったってしかたがない、まあええじゃないか」というある意味日本人にも理解しやすい考えを持っているような気がした(とはいえ、日本人である僕は列で待っている間カリカリしていたのだけど…)。

もちろん、年齢層によっても違いはあるのだろうが…きっと10代の若者達が集まるイベントだったらもっとうるさくなっていたかもしれない。僕と年齢層が同じくらいだから分かり合えた部分も多かったのかな?

とはいえ、もっと「内側から見た黒人コミュニティ」を知りたいと思った一日だった。
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by dice_michigan | 2006-04-20 22:13 | 僕の世界