ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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最近見た映画

最近見て印象に残った映画を紹介。時代、ジャンルはバラバラ。

A Story of Floating Weeds(浮草物語、1934)
Floating Weeds(浮草、1959)

b0023611_2253797.jpg小津安二郎監督による、無声映画と自身によるリメイク。地方に巡業する役者たちの浮草のような恋物語と人間模様を描いた作品。

庶民的で親しみやすい題材の中に、とりわけ目を引く撮影の構図やキラリと光る演技があって、興味深く見ることができた。無声映画の方は、映画音楽も美しく、映画のストーリーをうまく引き立ててくれた。

黒澤明監督のサムライ物よりも、小津監督の映画の方がほのぼのとした昔の日本を垣間見ることができて楽しい。

Home at the end of the Road (2004)
b0023611_226371.jpg僕の大好きな、「The Hours」も書いた作家Michael Cunninghamの作品。舞台はオハイオ州クリーブランド。幼少の頃に親兄弟を全て亡くして、友達Jonathanの家に引き取られたBobby(Colin Farrell)。一方ゲイであるJonathanは大学進学と同時にオハイオを脱出してNYに移住。それから長い年月が経ち時代は80年代、30代になったかつての仲良しの幼なじみがNYで再会した。Jonathanの女友達の同居人、お母さん(名女優Sissy Spacek)も加わって、複雑に絡まる人間ドラマ。

小説を読んでいるような見事なキャラクター作りで、どの登場人物にも感情移入できるような素敵な作品だった。これを見て、「ああ、夢でもいいからコリンファレルに抱かれてぇ~」と思う人は多いはず(笑)。

Edvard Munch(1976)
b0023611_227217.jpg先日Detroit Film Theatreという芸術映画館で見てきた、1976年の作品(僕が生まれた年だわ)。「叫び」の絵で有名なノルウェーの芸術家、ムンクの生涯をドキュメンタリー風に描いた映画。映画自体はまるで美術館でビジュアルの作品を見ているような芸術的な作り。美しい自然や情景のバックにムンクの悲痛なすすり泣きが聞こえてきたりと、自分の殻に閉じこもったムンクの世界を垣間見ることができる。

暗くて人には理解されない人生を送った彼だが、それでも意欲的に芸術を作り出していく姿は興味深かった。この映画をみて一気に彼の絵画や版画について詳しくなることができた。
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by dice_michigan | 2005-11-19 22:12 | 日記