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ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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Traverse City 2日目

のんびり起きて、朝食はダイニングルームで他のゲストと一緒に食べた。B&B(Bed and Breakfast)というだけあって、朝食は豪勢だった。フルーツ、スコーン、卵とジャガイモの炒めもの、ソーセージにコーヒー紅茶付き。食器もアンティーク調の雰囲気のいいもので、他の人たちと旅行談を交わしながら、くつろいだ朝食を済ませた。

朝食の後はアーティストであるインキーパー夫妻の娘さんが手がけた水彩画をいろいろと見せてもらった。雄大な自然をモチーフに少し印象画風にアレンジした作風は、ミシガンのアート愛好者たちに人気のようだ。インキーパー夫婦の手厚いもてなしに感謝して、宿を出た。

この日はTraverse Cityから車を西に1時間ほど走らせて、Sleeping Bear Dunesという湖畔の砂丘を見にいってみた。ここは国立公園だけあって見所もたくさん。展望台から見下ろすミシガン湖は寒い冬の気配を見せつつも美しく、近くに見えるManitou島もきれいだった。砂丘というのも物珍しくておもしろかった。

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芝生と砂丘と空。面白い構図でしょう。蟻のような人間たちが登山(登砂?)に挑戦してました。

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砂のすぐ後ろに森と湖っていう構図も、不思議な感じがしました。今回は労働者でもEminemでもないD様のご登場。

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ミシガン湖に最後のお別れ~。

いろいろと歩き回って疲れもたまっていたので、帰りは運転を代わりながら交代で仮眠をとって、おとなしいドライブになった。レジャー帰りの車で高速は行きよりも多少混んでいたが、大きな渋滞もなく帰ってこられた(でもやっぱり疲れているドライバーが多いのか、「危ない!」と思う場面にも何回か遭遇した)。

Traverse Cityは2年前に行ったUpper Peninsulaとはまた一味違う雰囲気ですごく楽しめた。Upper Peninsulaはどちらかといえば未開発で「そのままの自然」が楽しめるところ。お洒落なレストランやワイナリーなんてもちろんなくて、マクドナルドやセブンイレブンでさえ見当たらないようなところ。その代わり目の前にはばかる大自然は圧巻で、秘境に来ているような気さえした。勝手な想像だが、アラスカと雰囲気が似ているのかもしれない。

それに対してTraverse Cityは文明化が進んでいて、大自然のほかにもアート、食文化、レクリエーションなどいろいろな楽しみ方があるところだった。見えてくる風景も「そのままの自然」というよりは、絵になりそうな色とりどりの樹木や果物畑などが広がる、とてもかわいらしいところだった。

どちらもそれぞれ魅力ある地域なので、「どっちがいい」とは一概に言えないのだが…

補足1
この季節、寒さ対策は必須であることを身にしみて学んだ。厚めのコートを着ていったものの、手袋や耳あてを持っていかなかったので、北風がすごく冷たかった。

補足2
Traverse City郊外にあるInterlochenという街には有名な音楽学校があり、Nora JonesやJewelなどが卒業しているらしい。B&Bの朝食では、気の利いたインキーパー奥さんが、この学校のアーティストが演奏したクラシック音楽を流してくれていた。
by dice_michigan | 2005-10-20 12:30 | 旅行記