ミシガン州に住んで丸8年。5年前にデトロイト市内に引っ越しました。デトロイトのことや、自分のこと、大好きなマライアのことなどについてのブログです。(photo by nasa)


by dice_michigan
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デトロイトの民族

「デトロイトは黒人が多い」ということは有名だと思うが、それ以外にもいろいろな地域からの移民が多い。今日は僕の目で見たデトロイトの生の移民事情を紹介。

ヨーロッパ
まず、この辺に住んでいると、苗字が「なんとかスキー」という人たちに出会うことが多い。東欧やロシアなどでよくある名前らしいが、デトロイトで一番代表的なのはポーランド人。Pole TownやHamtramckというポーランド人の街があり、そこではおいしいポーランド料理やビールを楽しむことができる。ポーランド以外にも、ハンガリー、マケドニア(旧ユーゴスラビア)、ウクライナ、ルーマニア出身の人たちにもよく会う気がする。デトロイトの最大の観光地、Greek Townは文字通りギリシャ人の街。日常的にはそれほど多くのギリシャ系の人たちに会うことはないが、なんとなく他の東欧系と並んでギリシャ人も中西部に多くいるイメージがある。(My Big Fat Greek Weddingも舞台はシカゴだったしね)

日本人なんかと同じく、自動車業界の仕事の関係でこちらに来ているドイツ人を始めとする西ヨーロッパ人の姿もよく見かける。その他にも、産業化の時代に工場の重要な労働力となったアイルランド系の移民も多いようで、デトロイトにはCorktownというアイリッシュの街もある。ここにはアイリッシュパブがたくさんあって、ビールを飲みに行くには楽しい街。

また、ユダヤ人の数もそこそこいるらしく、最近デトロイト郊外にオープンしたホロコースト博物館は有名。他にもユダヤ教の墓地や聖堂などもちらほら見受けられる。

中東
他にもよく目立つのは中東系の人たち。デトロイトの近くにあるDearbornという街は、Ford社の本社があると同時に全米最大の中東系の街でもあるのだ。職場なんかでもターバンをかぶった社員がいたりする。イラク出身の人が多いようだが、その他にもパキスタン人(厳密には中東ではないけど)やレバノン人なんていうのも知り合いの中に多い気がする。宗教はやはりイスラム教徒が多いのだが、レバノンやイラク出身の人にはキリスト教徒が多いのも割と意外な事実ではないだろうか。

アジア
アジア人の中では中国系がやはり多いが、その他にもフィリピン人やベトナム人の姿もよく見かける。特にMacomb郡のMadison Heights周辺には、ベトナムやフィリピン系のレストランやスーパーが多い。僕が最近まで住んでいたTroyという街は、意外とインド人や韓国人の人口も多いようで、インド系、韓国系のスーパーやレストランなども見かけることがあった。でも、全体的にアジア人の人口は西海岸やカナダに比べるとあまり多くない。

デトロイト日本総領事館の在留届の届出データによると、デトロイト都市圏の日本人の人口は6000人ほどだそうだ(実際はもっといそうなものだが)。自動車産業都市デトロイトということで、日本の自動車関係の会社も多く、赴任者として来ている家族は非常に多い。そのほとんどは郊外のNovi周辺やAnn Arbor周辺に住んでいるようだが、僕の知り合いのようにデトロイトの大学に通う留学生などはデトロイトで暮らしている人もいる。でも、デトロイト地域に住む日本人の多くは一時的に来ている赴任者や留学生なので、5年、10年経つと顔ぶれががらっと変わるようだ。昔からデトロイトに住む日本人にとっては少し寂しい現象ではないだろうか?

北アメリカ
デトロイト内にもMexicantownがあるくらいなので、メキシコ人の姿も見ることがあるが、テキサスにいた頃に比べるとやはりその数は限られている。ミシガンと国境を接していることから、カナダ人と会うことは非常に多い。見た目は変わらなくても少し発音や語彙が違っていたりしておもしろい。

こう書くと、デトロイトって人種のるつぼという感じで、いろいろな人がいて楽しそうに読みとれるかもしれないが、実際は民族内の固まりが強く民族間の交流はあまり盛んではないので、そんなにエキサイティングなものでもない。ただ、その気さえあれば他の文化と接したり、いろいろな国の料理を食べることは可能なので、その辺は面白いと言えば面白い。
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by dice_michigan | 2005-04-28 11:33 | デトロイト・ミシガン